IndyCarドライバーへの転身

2009.04.06(月)

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カート生活5年、NASCARプロドライバーを18年、映画スタントマンを20年やってきて今年になってIndyCarレースにデビューできるチャンスが巡ってくるとは、夢にも思っていなかったよ。これから一人前のIndyCarドライバーとして活躍するため、学習・調整・練習を欠かさずNASCARとの違いを叩き込んでいきたいと思っているんだ。

Indyでは、レース方法やマシンなどNASCARとは勝手が違って戸惑うこともあるけど、200試合にも及ぶNASCARの試合に出場して18年もプロとしてやってきた僕も、IndyCarでは新人として挑戦できるんだから、嬉しくてワクワクしているよ。

これから先もレースが続くけど、僕がどんなことを学んで体験したか、こういう場を借りて皆に伝えたいと思ってるからよろしくね。


2009年4月5日 フロリダ州・セント・ピーターズバーグ グランプリ

セント・ピーターズバーグのコースは、市街地コースだったよ。NASCARのスプリントカップやネーションワイドにもロードコースは沢山あるから(例えばニューヨーク州ワトキンスグレン、カリフォル ニア州ソノマ、カナダのモントリオール、メキシコ。あとはIMSAでの試合、デイトナ24時間レース、ジョージア州のロードアトランタコースなど)、そういう経験は積んでいたけど、市街地コースというのは初めてだったんだ。

僕が初めて挑戦したIndyCarレース@セント・ピーターズバーグのコースは全長2.9kmで、コーナー12箇所。つまり常にアクセルをふかし、左へ右へとハンドルを切り、タイミングよくシフトにいれ、ブレーキを踏む。この繰り返しというわけ。一度間違いを犯すと、なかなか取り返せないシビアなコースだったよ。コースの左右には高い壁が立ちはだかっているしね。それから、軽量ボディのIndyCarが高速走行でバランスを崩さないように、上から下にすごい重力(ダウンフォース)がかかるようになっているんだけど、それにまだ自分の体が慣れないんだ。NASCARでのメカニカル・グリップにずっと慣れていたからね。

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ともかくも、初めてIndyCarレースに出られて本当に感動しているんだ。やっぱり練習や調整の時とは違い、経験豊富なIndyCarドライバーたちに囲まれてレースを実際にしてみると、本当にす ごい体験をしたんだって思ったよ。また、レース前にIndyCar界の伝説の男・アル・アンサーJr. や、ロベルト・メラノと話す機会があったのも幸いだったな。

僕も含めチームの皆は、セント・ピーターズバーグでの2日間でかなりの前進をしたよ。予選1日目、2日目と数秒ずつタイムを縮めることに成功したし、本戦ではそこからさらに数秒タイムを短縮できたんだ。レースは危ない瞬間がいくつかあり、実際8台の車が猛スピードで接触してゴールできずに終わってしまった。僕はNASCARで培ってきた反射神経が役に立ったのか、それら接触に巻き込まれずにいられたけどね。

ゴールまであと2周というところでは11位につけていたんだけど、その時全コースに注意喚起のイエローフラッグが出て本当はスピードを落として指示に従わなくちゃいけなかったのに、そのサインを見逃してしまったよ。そのせいで結果的に15秒のリードタイムと、新人第一位でのフィニッシュの栄誉を逃してしまったのが少し残念だったかな。

florida.indy.JPG 最終的に12位でゴールしたんだけど、それにはとても満足しているよ。これを足がかりに翌週のカリフォルニア州・ロングビーチグランプリ(こちらも市街地コース)に臨もうと思っているからね。これからも接触トラブルに巻き込まれないように気をつけて、どんどんIndyCarについて学び続けていきたいと思う。そうやって市街地コースを走り、その後のオーバルコースでの試合に臨めばNASCARでのオーバル経験が直接生きてくると思うしね。

Live Free and Fast!

Stanton