この24時間耐久レースは毎年フロリダ州、デイトナビーチのデイトナ・インターナショナルスピードウェイにて開催され、アメリカのレースシーズンをスタートさせるにとても相応しいイベントです。このレースにはNASCAR, IndyCarレースシリーズ、またFormula 1などの国際レースシリーズからのトップドライバー達が参加します。 コースはNASCARのトライオーバルコースの一部とインフィールドのロードコースの組み合わせからなり、3.56マイル(5.73 km)となります。 さらにこのレースでは、独特の2つのクラスのレースカーが用いられます。
このレース名は1991年に高級時計で有名なロレックス社がレースのタイトルスポンサーとなった際に改名され、優勝したすべてのクラスのドライバー達にロレックスデイトナの腕時計を贈るという慣習が始まりました。
このレースは決められた距離を最も速く走りぬいたドライバーが優勝する従来のレースとは異なり、時間内にどのドライバー達のチームが最も長い距離を走行できるかを競い合うフランスのル・マン24時間レースの形式を踏襲して1996年に現在の24時間レースとなりました。
ロレックスデイトナ24時間レースは公道を一切使わず、夜間の走行のための照明設備が周りに設置された専用のサーキットのみを使用して行なわれます。 1970年にはドライバー・チームのメンバーは3人に増やされ、今日では4人から5人のドライバーでチームが編成されています。
スポーツカー・レースのコストに歯止めをかけるため、2002年には新たな規定が導入されました。 独自規格であるデイトナプロトタイプにはより安価な素材と技術が用いられ、単純な空力技術により開発・テスティングのコストを抑えることが可能です。
GRAND-AMのロレックス・スポーツカーシリーズではプロトタイプとGTの2つのクラスのレースカーが用いられます。 ロレックスシーリーズのデイトナプロトタイプのカテゴリーでは、毎回レースの先頭でお互いが僅かな差でレースを完走するというスポーツカー・レーシングを根本的に変えた優れたレースへの対応性と比較的安価なフォーマットを通して国際的に有名なチームやスター選手らの注目を集めてきました。
ロレックスシリーズのGTクラスも同様に、生産ベースのスポーツカーレースにおいて高いパフォーマンスを誇っています。 コストの抑制と競争率の面から見ると、グランツーリスモ、またはGTカテゴリーは世界のトップクラスの自動車メーカーに対して安定した戦いの場を提供するものです。 デイトナのGTクラスのスポーツカーは最速のフェラーリ、ポルシェ、BMW、またコルベットのロードバージョンにより近いものです。
ロレックスシリーズの2クラス参戦設定の一番の利点はおそらく、観覧席またテレビを通してレースを観戦しているレースファンや報道陣が見分けやすい2つのクラスのレースカー、デイトナプロトタイプとGTの両方のアクションを1つの驚異的な耐久レースの中で追い続けることが出来ることでしょう。
また、ロレックス24時間レースはNASCAR とIndyCarシリーズレースに先行して開催されるため、これらレースシリーズと国際レースシリーズのトップを誇示する場ともなっています。 過去には有名なレースドライバー、ジミー・ジョンソン、ジェフ・ゴードン、ヘリオ・カストロネベス、サム・ホーニッシュ・ジュニア、ファン・パブロ・モントーヤ、グレッグ・ビッフル、ポール・トレイシー、セバスチャン・ボーデ、カート・ブッシュ、カイル・ペティ、スコット・ディクソン、ダン・ウェルドン、ケイシー・ミアーズ、ラスティ・ウォレス、ダニカ・パトリック、トニー・スチュワート、バディ・ライスなどがこのスパースターの集う年に一度のイベントに参加しています。 さらに2001年には、デイル・アーンハートとデイル・アーンハート・ジュニアが共に出走しています。

4回にわたり NASCARスプリントカップ・シリーズの優勝者に輝いたジミー・ジョンソン選手は1月30日から31日にかけてこのデイトナ・インターナショナルスピードウェイにて開催されるロレックス24時間デイトナレースへの出場を皮切りに2010年のレース・シーズンへの参加を開始します。
2009年度の優勝チーム、ブルモス・レーシングのメンバーはデイビッド・ドナヒュー、アントニア・ガルシア、ダレン・ロウ、バディ・ライスらで、4,211 kmという距離を24時間で見事に走行しました。
2010年1月30~31日に行なわれる今年のレースも、人間とマシンに対する究極のチャンレンジとして世界中のレースファンは大きな期待を寄せることでしょう。 SPEED TV による生中継は土曜日の東部標準時間3 pmに開始し10 pm まで行なわれ、再び日曜日の7 amから4 pm まで再開して行なわれます。